既往症(きおうしょう)

既往症とは、以前に発症したことがある病気やケガのことを指します。
たとえば、もともと慢性的な腰痛をお持ちの方が交通事故によって腰椎捻挫を発症し、後遺障害が残った場合、「後遺症が残ったのは交通事故だけが原因でなく、既往症があったことも関係している」として、後遺障害等級の認定を受けることができなかったり、既往症がない場合と比べて低い後遺障害となることがあります。
また、既往症があることを理由に、慰謝料などの賠償金の減額を保険会社に主張されることもあります。