軽度外傷性脳損傷【MTBI】(けいどがいしょうせいのうそんしょう)

軽度外傷性脳損傷(MTBI)とは、交通事故により脳に衝撃が伝わることで、30分以内の意識喪失や、24時間未満の外傷後健忘(記憶障害のこと)を発症する脳損傷です。
主な症状としては、記憶力・理解力の低下や情緒不安定、手足の動かしづらさ、視力・嗅覚など感覚のまひ、てんかん発作などが見られます。軽度外傷性脳損傷の症状は、1年以上長引くこともあり、後遺障害第12〜14級に認定される可能性があります。衝撃が軽度でCTなどの精密検査で異常が見つからなかった場合でも、数日〜数週間後に発症することもあります。