内払い(うちばらい)

内払いとは、相手の任意保険から、賠償金の一部を先に支払ってもらうことです。
似たような制度で仮渡金がありますが、仮渡金は自賠責保険から賠償金の一部を先に受け取ること、内払いは任意保険から先に受け取ることを指します。
仮渡金だけでは生活が困窮してしまう際に、相手の任意保険が内払いを認めてくれることがあり、治療費が高額になっている場合や、仕事の欠勤が続いて収入がない場合などで内払いを利用するケースがあります。

もっとも、賠償金は示談時に受け取るのが原則であり、内払いは保険会社が任意に行うサービスなので、保険会社が拒否をすれば強制的に内払いをさせることはできません。保険会社が治療費の内払いをする場合には、保険会社が医療機関に直接治療費を支払うケースがほとんどです。