MRI(えむあーるあい)

MRIとは、磁気共鳴画像装置のことです。強い磁石と電波を用いて、体内の断面像を三次元で撮影することができます。

MRIは体の柔らかい部分の検査に向いていて、腱や脊ずい、靱帯などの損傷の有無を調べることができます(強力な磁場の中に身をおくため、心臓ペースメーカーなどを埋め込まれている方は受けることができません)。

交通事故被害においては、レントゲン撮影やCTスキャンでは発見が難しいヘルニアや靱帯損傷等の軟部組織への異常が疑われる場合、MRI検査を受けることがあります。MRIの画像上で症状の存在が確認できると治療上も有用なのはもちろん、後遺障害等級14級や12級が認定される可能性も高まります。
一方、MRIは解像度などに限界があるため、末梢神経などの細かい損傷状況までMRIで確認するのは難しいようです。そのため、症状は確かにあるのに、MRIでは「異常なし」という結果が出てしまう場合があります。その場合は、神経学的テスト(ジャクソンテスト、スパーリングテスト等)を受診したり、患部の関節の可動域に異常がないか医師の検査を受けるなどして、客観的所見の獲得を試みることになります。